QS日本大学ランキングの初版がこのたび発表され、日本の75の大学が上位にランクインしました。QS日本大学ランキングは、学術的評価、雇用者の評価、教員/学生比(学生1人当たりの専任教員の割合)など、11の主要指標に基づいて算出されています。
日本への留学を検討されている方は、「QS日本大学ランキング2019」で紹介されている日本のトップ10の大学の中核となる学術的特性を詳しく見てみてください。
10. 慶應義塾大学
日本初の私立高等教育機関である慶應義塾大学は、1858年に福沢諭吉が洋学のための学校として江戸に設立しました。QS World University Rankings® 2019によると、現在、日本の大学ランキング2019では10位、世界では198位となっています。
海外に300以上の提携校を持つ慶應義塾大学は、世界水準の教育施設を備え、学部・大学院ともに幅広い学術プログラムを提供しています。また、雇用者からの評価が最も高く、次いで機関の国際的な研究協力を評価する国際研究ネットワーク指標、そして学術的な評価が高くなっています。
9. 早稲田大学
早稲田大学は、近代的かつ伝統的な日本の首都、東京の中心部に位置しています。今年の世界大学ランキングでは208位、日本ランキングでは9位にランクインしています。
企業からの評価もほぼ満点で、卒業生には7人の総理大臣をはじめ、さまざまな分野のリーダーたちが名を連ねています。また、日本で最も多様性に富んだキャンパス(世界100カ国から5,000人の留学生が在籍)であり、各大学の留学生比率を示す指標でもトップ10入りを果たしています。
8. 国立大学法人九州大学
九州大学は、1903年に設立された日本で4番目に古い大学であり、日本の高等教育への最大の貢献者の一人として、現在、世界で126位にランクされています。
QS日本大学ランキングにおいて、九州大学は、国際的な研究ネットワークを評価する指標であるQS日本大学ランキングで最高得点を獲得し、8位にランクインしました。
歴史的に見ても、エンジニアでJAXAの宇宙飛行士である若田光一氏や、NARUTOの作者である漫画家の岸本斉史氏など、高い評価を得ている卒業生を輩出しています。
7. 北海道大学
北海道大学は、1876年に札幌農学校として設立され、日本で初めて学士号を授与する高等教育機関としてスタートしました。北海道大学は、大日本帝国によって設立された国内有数の名門大学である帝国大学群の一員です。
現在、世界ランキングでは128位、日本ランキングでは7位にランクインしている北海道大学は、10項目の指標のうち、特に国際的な研究ネットワーク、教員と学生の比率、博士号取得者数などの指標で非常に高いスコアを獲得しています。
6. 名古屋大学
名古屋大学は、7大帝国大学の一つで、1939年に設立されました。数十年にわたり、最高水準の研究を達成し、日本のノーベル科学賞受賞者の約3分の1を占めています。
世界ランキングでは111位、日本の高等教育機関の中では6番目に高い評価を受けている名古屋大学は、教員/学生比率の指標ではトップ10の中で2番目に高いスコアを獲得し、国際的な研究ネットワークを評価する指標ではほぼ完璧なスコアを獲得していますが、これは名古屋大学の卓越した研究成果を考えると当然のことです。
5. 東北大学
日本で3番目に設立された帝国大学であり、国立7大学の1つである東北大学は、現在、世界大学ランキングで77位にランクされており、日本で初めて女子学生と留学生を受け入れた大学です。
日本では5位にランクされていますが、光ファイバーや垂直磁気記録などの革新的な技術開発を行ってきたことを反映して、10項目の指標のほとんどで優秀なスコアを獲得しており、教職員比率や国際的な研究ネットワークの評価ではほぼ満点です。
4. 東京工業大学
東京工業大学は、2つのキャンパスが清潔で活気に満ちた日本の首都にあり、3つ目のキャンパスは電車で30分の横浜にあります。
今回の日本ランキングでは、10の指標のうち6つの指標でほぼ満点を獲得し、研究生産性の指標である「教員一人当たりの論文数」と「博士号取得者数」ではトップ10入りを果たし、第4位となりました(京都大学と共同)。
3. 大阪大学
日本の第3位は大阪大学で、世界ランキングでも67位となっています。1724年に設立された大阪大学は、日本で6番目に古い大学であり、QS世界大学ランキング(2018年)によると、歯学、化学工学、物理学および天文学、自然科学の分野で世界のトップ50にランクインしています。
今年の日本の大学ランキングでは、大阪大学はほとんどの指標で優れたスコアを獲得しており、研究面でも一流の評価を得て、国際的な研究ネットワークと学術的評価の両方でトップ10の中で2番目に高いスコアを獲得しています。
2. 京都大学
京都大学は、13人のノーベル賞受賞者を輩出した世界有数の研究機関であり、現在、世界大学ランキングで35位にランクされています。
今年の日本の大学ランキングで2位となった京都大学は、「雇用者の評判」がほぼ満点であることや、「学術的な評判」や「国際的な研究ネットワーク」(いずれも東京大学と共同)が満点でトップ10入りしていることからも、著名な卒業生が多いことがうかがえます。
1. 東大の場合
東京大学は、現在、世界第23位であり、最初の帝国大学である。1887年に設立され、日本の62人の総理大臣のうち15人、5人の宇宙飛行士を含む数多くの成功した著名な卒業生を輩出しており、その権威ある学術レベルは世界的にも有名です。
日本で第1位の大学として、10の指標のほとんどで高い評価を得ており、「学術的評価」「雇用者の評価」「国際的な研究ネットワーク」ではランキング全体で最高のスコアを獲得しています。